よりよい飲食店づくりの考察(1)

 これから、よりよい飲食店づくりについて、成功体験・失敗体験から学んだことを踏まえて、私なりの考察を投稿していきます。

 今まで、多くの時間(仕事)、会社員として店舗づくりのマネジメントをしてきました。その中で、主にいくつか気付いたことがあります。

《気付き①》
 多くの人は、「建築」というとデザインが優先され、設備工事(電気・空調換気・給排水など)は疎かにしがちです。
 (課題)インフラをしっかり整えないと、飲食店として機能しなくなる。
     リペアやメンテナンスなどのランニングコストが嵩み、店舗に負担がかかる可能性が高くなる。

《気付き②》
 店舗づくりのプロセスでは、あらゆる場面でコストが発生します。現場調査、計画費、設計費、施工費など。そして運用し始めればリペアやメンテナンスなどのコストがかかってきます。初期投資は深く考えますが、運用コストは深く考えない傾向にあります。
 (課題)オープン後のリペアやメンテナンスの計画が必要

《気付き③》
 デザイン優先して工事費が嵩みそうでも、相見積もりすれば、安くなると考えている。
 (課題)店舗予算からのデザイン・設計へのアプローチもあり
     相見積をしなくても、見積書をチェックできればOK

 気付きより、イニシャルコストは優先するが、ランニングコストは二の次の傾向があり、店舗が存続している間のライフサイクルコストを考えると、本当に適切で安価になるのかが疑問になります。
 
 飲食店におけるイニシャルコストとランニングコストの関係性は、今後の私の研究テーマをしていくつもりです。
それと、ライフサイクルコストを考える上では、会計の知識も必要になってくるので、さらに勉強していきます。

 次回もよろしくお願いします。